南信州飯田市は曇り~☁のお天気です。
先日、松前兼一さんの主催する、きもの文化研究家の
中谷比佐子先生の和のこころ「衣食住に使われた柄の意味と価値 2」と題した
講座を受講いたしました。
日本、世界で一番柄の多い国、それはきものの形にあります。
色柄素材がそろってきものが成り立ち、衣食住に柄が生かされています。
無地が尊いと思うのは、形に種類がある物においてだけです。
私はホテルで義父が染めた義母の形見のきもの、実の母の帯を着つけて
参加いたしました。
そのきものと帯には日本の文化を表す、絶大のパワーがあったのです。
着用した駒絽の紺地のきもの、観世水という小紋柄でした。
以前から、この小紋柄は何を表しているのかと悩んでいましたが、
中谷先生の一言で明確になり、吉祥柄、水紋とのこと。
水紋は型が自由になることから、きものにはなくてはならない文様です。
それは古事記に書かれている、川の中でもイザナギが顔を洗ったとき
左目から天照大御神、右目から月読命、鼻から須佐之男命が生まれました。
そして、日本の国づくりが始まったのです。
川の流れ模様は礼装には欠かせません。
川はやはり曲がりくなった形がよく、これもたくさんの気を運ぶ意味があるそうです。
今回はきもの小紋柄についてお話ししました。
次回は私が着用した、帯の柄についてお話しいたします。
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