2016年9月20日火曜日

9月、二回目の「藍の生葉染め」ワークショップを開催

帯上げを染め上げました!!


9月11日(日)に二回目の

「藍の生葉染め」ワークショップを

行いました。

一回目と染の方法は変わりませんが

藍の葉っぱが小さめなので

前回の葉っぱの分量を二倍、

水はそのままの分量で行いました。

さて、染め方はというと・・・


前回、お伝えしたので


そのとき、木綿、麻、の染め方を

お伝えしていませんでしたので

ここで、説明いたします。



色素の抽出方法は同じですが

抽出した溶液にアルカリ剤とハイドロを

加えて藍を建てます。

ろ過した溶液をしばらく放置すると

青っぽくなってきます。


その溶液にアルカリ剤とハイドロを加え

軽く混ぜて溶かします。

ろ過した染料液1Lあたりに

アルカリ材として使用する

藍溶解液30cc

ハイドロは2gです。

加えて軽く撹拌すると、溶液は


透明感のある黄緑色に


これで、藍を建てたことになります。

布をこの溶液に10分~20分浸けて

時間がきたら、水洗いをします。

すると、だんだんに藍色に発色します。





帯上げが「藍の生葉染め」でこんなに美しい色に

染め上がりました!!


2016年9月19日月曜日

夏の肌襦袢をお洗濯

絹の肌襦袢を手洗いしました!!



今年の夏に大変お世話になった

夏の絽の肌襦袢

何回も着ていますが・・・

お出かけのあと、すぐに風通しの良いところに

二三日間、吊るして、

そのあとにスチームアイロンで

しわを伸ばして、整えます。

このとき、しわを伸ばすだけでなくて

なんと

汗も飛ばすことができてしまいます。


絹ってすごい!!!


絹は自分で汗を発散

その都度、お洗濯しなくてもOK

季節の変わり目で、

「もう、肌襦袢は秋、冬ものにしようかな」

と、なったら

やさしく手洗い

お洗濯。


裾よけも同じ方法でお洗濯ですが・・・

少し大きめの洗い桶で洗ってくださいね。

できるだけ、布を広げたほうが、洗いやすく

しわの原因になりません。

洗い終えたら、軽く手で絞って

広げた形で、日陰干し

絹の襦袢も同じように

洗いますが、バスタブで浸け洗いがベスト



洗剤は、固形石鹸で十分ですが、

絹専用のものがやっぱり

ベストかな。。。



干して、水のしずくが落ちるくらいのほうが

絹にはやさしいような~気がします。

2016年9月10日土曜日

同級会にきものでお出かけ


こんな時だから~きものでお出かけ


何年ぶりかで、同級生が集まることに

先週は、東京のきもののお師匠さんのところで



着付けのおさらい


猛特訓・・・で、行きかえりの高速バスも

何ってことなく、きものを着て

優雅にバスの旅

この頃はきものを着てるときのほうが


疲れない~本当ですよ!!


人生の節目に、きもので過ごすことを決めて

少しづつですが、着つける機会が増えてきました。

「きもので過ごす」と決意したことが、



日本人である私の和のこころ

そうなんです~DNAにスイッチが入ったような・・・・



今日もきものを着付けて

同級会を

楽しみたいと思います。





日中は、まだまだ暑いので

夏か秋か迷いますが・・・

夜のお出かけなので

きものはちりめんの単衣の亀甲小紋染め

帯は絽ちりめんの手書きの名古屋帯

帯締めは細ゆるぎ。

2016年9月3日土曜日

藍の生葉染め 生葉の溶液で絹を染める



南信州飯田市で、
古き美しさあふれる日本の文化
きもの、そして、染めの魅力をお伝えする
創作染工房【久】の中島です。



「藍の生葉染め」の続きです。


前回は藍の葉っぱの刈り取りをご紹介しました。

いよいよ

今回は

絹のハンカチ、ストールを染めていきます。





生葉の重さに合わせて、水の分量を決めて

ミキサーを使って葉っぱをより細かくすると

手際よく効率よい、濃い藍の色素が抽出できます。




         ミキサーにかけた生葉の溶液は、ろ過します。





  ろ過した溶液はゆっくりしていると

  次第に染まらなくなってくるので

  ろ過したら、すぐに染めてしまいます。







  抽出した溶液に水に浸けておいた

  ハンカチ、ストールを浸けるのですが・・・

  ここでアドバイス☆彡

  手早く、何回も空気に触れるように、

  写真のように繰り返します。

  そして、手や衣服にも染まりやすいので、

  エプロン、ビニール手袋を忘れずに~(^^♪


  空気に触れるごとに、染めた絹のハンカチ、ストールは

  みどり色に変化して

  濃く染まっていきます。


  その後、流水で水洗いをします。

  ここでアドバイス☆彡

  水中の酵素により発色するので、

  しっかり青色になるまで水洗いしてくださいね。

  この時の水は

  井戸水ならもっと最高!!






    ピンチで吊るして

      自然乾燥~~~

           日陰干しします。

    

    乾いたら、軽くアイロンをかけて

    完成!!!

    


    いかがでしたか?

    次回は、「藍の生葉染め」最終回、
    
    ~木綿のハンカチで染める~を

    ご紹介します。

    ご期待ください!