2016年8月18日木曜日

藍の生葉染め 

藍の生葉で木綿のハンカチ、

絹のストールを染めてみました!!



南信州飯田市で、

古き美しさあふれる日本の文化

きもの、そして、染めの魅力をお伝えする

創作染工房【久】の中島です。

今年の春に種を撒いて、育ててきた藍。

大型のプランター3つに、ぎっしりと成長し

いよいよ、夏の染め

「藍の生葉染め」の季節となりました。

一年に二回染めることができます。

自分で育てた藍で、帯上げを染めたいなぁ~

という気持ちでいっぱいです!!



第一回は、87日(日)午後1時から

【久】の工房前で、テントの中の作業です。



この日は最高気温が37度

真夏の暑さは体に堪えます~が

参加者の皆さん、汗を拭きながら、

そして、水分補給も忘れずに

熱心に染めのアドバイスに、耳を傾けていらっしゃいます。



「藍の生葉染め」

詳しくお伝えしたいので、数回に分けて

お届けいたします。


今回は

◇藍の葉っぱの刈り取りです。



春に蒔いた種から生育した蓼藍を、8月初旬頃

花が咲く直前に刈り取ります。


その頃の🍂が、藍の色素を多く含んでいるからです。

ここで、大切なアドバイス~☆彡

刈り取るときは茎の根元を少し残して、刈り取りましょう。

そうすると、残しておいた芽からまた芽が出て、9月頃にもう一度

収穫できます。

藍染めが二度楽しめちゃいます!!

刈り取った🍂の茎は取り除きます。



藍の🍂を細かくし水に浸けて、揉んだりミキサーにかけて

ろ過すると、生葉の抽出液がとれます。

生葉染めでの染め方には、抽出した溶液だけで染める方法と

アルカリ剤とハイドロを加えて藍をたててから

染める方法があります。



今回はどちらの方法もチャレンジしました!!

どの植物や自然の染めには、

欠かすことができない

とても大切なことがあります。



それは「水」

「水」なんです!



「水」は、浸すとき、抽出した溶液を出すとき、

水洗いするときなど

いろいろなシーンで使われます。

ですから・・・


【久】の工房はでは、染物をはじめて

古くから井戸水を使っています。

水道水はカルキなどの薬剤が入っているため

微妙な化学反応を起こしやすく

美しい色を出すことができません。


大切なアドバイス☆彡


染めの命は、やはり
「色」です。





次回はいよいよ

生葉の溶液だけで染めてみましょう☆

詳しくお伝えいたします。

ご期待ください!!!