こんにちは!
日本の伝統文化
きもの小紋染めを営んでいる創作染工房【久】です!
ここ飯田市を中心とする伊那谷の歴史をふりかえる時、養蚕と蚕糸業は
忘れることができない産業です。
全国でも有数の生産地となり、その富は伊那谷をうるおし、
政治・経済・文化などあらゆる方面に影響を与えていました。
伊那谷の人々にとって、この産業は暮らしそのものであったともいえるほどです。
現在、ここ飯田下伊那地域には、50件ほどあったきもの捺染業は現在は2件となりました。
★私が幼い時、学校の通学路には桑畑が広がり、おやつ代わりに桑の実をほお張って
口の周りを紫色にしていたことを思い出します。
小学校では蚕を育て、一人一人が蚕の成長を観察し、蚕の一生を学んだことその時の
お蚕様の柔らかく、冷たい体の感触はいまでもしっかりと覚えています★
そんな蚕を『お蚕様』と呼んで、蚕玉をお祀りして、大切にされていたことも思い出されます。
この南信州は絹を中心に栄えた文化が数多くあります。
その一つが茶の湯です。
「日本の衣」きものと縁は切れません。
きものを着ての所作や立ち振る舞、きものとの付き合い方の法則のようなものが
日本の文化に教わることがたくさんあります。
誰でも経験があると思いますが、若い時はどうしてか洋の文化に魅がちになります。
今、この年齢になって洋と和の違いが理解でき、外の文化を自国の文化になじませて
そこから新しいものを作り上げ、これこそが日本の文化は洗練されてきたということを
知ることができるのです。
和の心、遊び心が行動力と知恵を育みます。 温故知新という心、日本の心をベースに 大自然の大きさ、深さを無条件に信じる心、人と人との繋がりや自然との繋がり、さらにはあらゆるものとのつながりの中に 心豊かな暮らしのかたちが見えてきます。 古き美しさあふれる日本の文化、きもの、 そして、染小紋の魅力をお伝えしてまいります。
2014年4月29日火曜日
2014年4月19日土曜日
きものは絹生地が命!
小紋染めのきもの、どんなきものも染の良さだけでなく、
使われている生地がどんな生地なのか?
ということが、たいへん重要です!
きものを選ぶ際に生地の見出しを確認することがとても大切です。
見出しにはこのような情報が示されています。
どこでだれに作られた生地なのか?
どのように織られているのか?
商品は保証されているのか?
スーパーで食料品などを購入する時と同じですね!
【久】の多くの染は『浜ちりめん』に染め上げています。
滋賀県長浜の『浜ちりめん』は、強くヨリをかけた横糸(強撚糸)を用い、
布を織るためにできるもので、そのヨリが戻ろうとすることで「シボ」ができます。
このシボ(さざ波のような生地上しわしわ「シボ」といいます)の高い重目の無地織物を
主体とします。
「一越ちりめん」「三越ちりめん」という種類があります。
【久】の小紋染めはこの「三越ちりめん」に染め上げます。
「三越ちりめん」は絹の光沢が増すとともに弾力性があるので、体になじみやすい布がで
きます。
また、「シボ」があることで、色に深みが出て落ち着いた高級感のある風合いに仕上がり
ます。
なめらかな絹に染められた、微細な文様の繰り広げる伝統美の世界を、ぜひお手にとって
味わって頂きたいと思います。
小紋の染めは「しごき染め」という方法で染められています。
しごき染めは裏まで染まることはなく、裏は生地の白色のままです。
そのため、単衣(ひとえ)や盛夏の駒絽(こまろ)などにお染めする際には「裏しごき」
といって、裏もお染めすることができます。
通常は表のお色の少し薄いお色を全体にお染めするのですが、裏にもこだわって小紋柄を
型付けすることができます
また、皆さんがよく御存じの『丹後ちりめん』も使用しています。
『丹後ちりめん』は平織地に文様を織り出した綸子などの紋織物を主体とします。
種類としては、シボの高い最高級の『一越ちりめん』、
『古代ちりめん』、縦糸横糸を撚糸の工程で変化させた『変わり織ちりめん』、絹の紡織
糸を使って織った『浜つむぎ』があります。
どの織のきものも生地が染の仕上がりを左右しますし、
きものを身につけた時の着心地の良さも違ってきます。
ぜひ、きものを選ぶときは、生地にも目を向けていただき、
もっとも、ご自分にふさわしいと思われるものを、選んでいただきたいと願っています。
2014年4月14日月曜日
NHK長野放送局「イブニング信州」で放送されました。
おはようございます!
南信州飯田市で日本のよき文化・小紋染の魅力を伝える
中島です
4月11日(金)6時からの
NHK長野放送局の
「イブニング信州」という番組の
【わが町の自慢の一品】というコーナーで
創作染工房【久】の代表、
中島久雄が紹介されます。
江戸時代から、南信州の自然と共に地域産業として大きく貢献して
発展してきた、
きもの産業!
型染め小紋が出来上がるまでの工程をご紹介することで、
日本の文化、和の心を感じていただける機会をいただきました。
たくさんの方々にご覧いただきまして、応援のお電話もたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。
南信州飯田市で日本のよき文化・小紋染の魅力を伝える
中島です
4月11日(金)6時からの
NHK長野放送局の
「イブニング信州」という番組の
【わが町の自慢の一品】というコーナーで
創作染工房【久】の代表、
中島久雄が紹介されます。
江戸時代から、南信州の自然と共に地域産業として大きく貢献して
発展してきた、
きもの産業!
型染め小紋が出来上がるまでの工程をご紹介することで、
日本の文化、和の心を感じていただける機会をいただきました。
たくさんの方々にご覧いただきまして、応援のお電話もたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。
登録:
投稿 (Atom)