2014年7月7日月曜日

日本人が追及した究極の精神、それが茶道

南信州飯田市で日本のよき文化・伊勢型小紋染の魅力を伝える 
創作染工房【久】の中島です。

お稽古に通い始めて2年、

お茶の世界をもっと学ぼうと

「日本人が追及した究極の精神」

と語った岡倉天心の「茶の本」

を繰り返し読んでいます。


その中に茶道とは、日常生活の出来事で

むさ苦しさを感じても・・・

「それでも真に美しいものを崇拝しょう」


とする精神を基盤に生まれたもの、

日本文化を研究する者は、誰しも茶道の存在を無視する


事はできない。と語られています。

茶道は哲学と宗教を一体化させ、私たちが人間と自然について

考察するあらゆる観点を表現しています。



茶の哲学は、「清潔さをうながす」という点で衛生学

「豪華絢爛なものより、質素なものに心の慰めを求める」

という点で経済学

「宇宙の均等に対する私たちの感覚を定める」

という点で精神的な幾何学



私たちの住居や習慣、服装や食事。

陶磁器に、漆器に

絵画。

そしてまさに文学までも、すべてが茶道の影響を受けています。

日本文化を研究する者は、誰しも茶道の存在を

無視することはできないでしょう。



「茶の本」を何度も読見返して感じたことは

茶道に対する考えを改めて見つめなおす機会を与えてもらい、

お茶のお稽古に向かう気持ちが変化したこと。

「茶の本」が、日本文化を学ぶ方向性を示してくれたことに感謝いたします。

これからの私の人生に対するビジョンが

明確になったように感じています。









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