この時期に東京の取引先のお客様より、ご注文いただく
男物羽織裏
そして、春を先取りしたかのような、淡い明るい小紋の着物を
先日地色をしごきました。
しごきとは、地色を全体に色糊をのせて染めることを言います。
写真をご覧いただくとわかりますが、
しごきに使う色糊は容器に入っているときは、
濃くて染め上るまでは本当の色はわかりません。
色の配合は経験と勘がなせる職人の技です!
そして、昭和初期から受け継がれた伝統的な柄付です。
この伝統的な柄がとてもモダンに映るのはなぜでしょうか?
季節の色、
そして日本の伝統色、
日本文化が現代の私たちの心をゆさぶるからでではないでしょうか。
「小紋」とは現在は模様の大きさや密度に関わらず、
上下方向関係なく模様が入っている着物は総称して言われています。
「小紋」が男物の羽織裏に・・・・
と思われますが、
小紋柄には男女の区別なく使われる柄がたくさんあります。
次回からは【久】の小紋柄を紹介してまいります。
ご期待ください!
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