2014年3月17日月曜日

お茶のお稽古に行ってきました。


今回のお稽古では、お道具の運びを練習しました。

その後、先輩方のお茶をたてるお作法を拝見する中で、

とても大切なことに気が付きました。

 
それは袱紗の存在です!

 
袱紗(ふくさ)は、主に茶道で、茶器を取り扱うときに用いられる布で、用途としては茶入、棗、茶杓などを拭う、また、釜の蓋を取るときに用いたりします。

その扱い方はとくに「袱紗さばき」といいます。

茶杓、茶入の拭き方はいろいろな作法があり、袱紗さばきはそのなかで複雑です。

 

まだ、袱紗さばきのお稽古はしっかりとしていませんが、
 
点者が茶席にはいる前に袱紗を三角形に折りたたみ、
 
男性であれば帯の下からその一角をはさんで、
 
女性であれば帯の上からはさんで出ていきます。

 

席に着いてから袱紗を抜き取り、
 
右手で端を取り、左手親指を中央にいれて、
 
袱紗を半分に折り曲げ、右手に取って、茶入、または棗を拭い、
 
茶を点てる前、釜の蓋を取るときにも袱紗でそのつまみを取り、蓋を蓋置きに載せる。

 

茶を点て終わったのち茶杓を袱紗で拭うときには
 
はじめと同じように袱紗さばきをして
 
茶杓の中節から先に茶が付着したのを拭い
 
茶杓を持ったまま茶の付いた袱紗を建水の上で右手でたき落とす。

 袱紗を使い終わったらはじめのように三角形に折りたたみ、帯に付けて退出する。

 
というなかなか複雑でいて美しい動作が・・・・

 

それが「袱紗さばき」憧れのお作法です。

 

この袱紗はなぜこのように使われているのでしょうか?

 

先生の一言が心に響きました!!

 

それは自らを清めて、お道具も清めてお客様にお茶をお出しするため。

 

お客様をお迎えする側とお客様との心を通わせることで、お茶席が成り立っていることを感じてなりません。

 

お互いに真新な状態で向かい合う。

 

そして、袱紗は絹で作られています!!

もちろん、着物姿でお作法を行います。

ですから、お客様もお客様をお迎えする側も、
 
絹の着物を身につけることで清められていることになります。
 
お茶と着物は切っても切れない縁で結ばれて
いるんですね!



                 先生にいただいたお茶会用の袱紗です!

 

 

 

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